オクシタニーのラグビーは、土地、美食、ライフスタイルと強く結びついており、現在および引退した著名な選手が投資する宿、レストラン、ワイン農園があり、それらを体験することができます。当然です。あなたを最高にもてなしてくれるでしょう。
フランス代表スクラムハーフで、2021 年世界最優秀選手に選ばれたアントワーヌ・デュポン(Antoine Dupont) は、カステルノー・マニョアックCastelnau-Magnoac(オートピレネー県)に隣接するバルタスBarthasにある実家の所有地を、再活用しています。5世代に渡って受け継がれるその場所には、遠方からの訪問客が、ココットのマグレ(鴨の胸肉のキャスロール煮込み)を目当てにやって来ます。
49人が宿泊可能な部屋を完備する、完全リニューアルされた「ドメーヌドゥバルタス=メテリデュポンDomaine de Barthas – métairie Dupont」は、イベント、セミナー、結婚式に利用でき、プールもあり、もちろん、ラグビーの合宿も可能です。
トゥールーズから30分、RC ナルボンヌで成功を収めた元ラグビー選手で、現在はビジネスマンのギ・スパンゲロ(Guy Spanghero)は、兄弟とともに、レストランパブ「ル・トゥイッケナム・パブ le Twickenham pub」を併設し、ラグビーの世界観を全面に押し出した、3つ星ホテルを開業しました。様々な国の世界最高峰の選手たちより寄贈されたジャージーのコレクターであるギ・スパンゲロは、ホテルの部屋、通路、パブを、50年以上前の物を含む180のジャージーで飾りつけており、居心地の良い雰囲気あるパブは、伝統的な雰囲気を醸し出しています。
ナルボンヌに“ベベル”(Bébelle)を出店するジル・ベルゾン(Gilles Belzon)をはじめ、同じくナルボンヌのジル・ブルギニョン(Gilles Bourguignon)やフランク・トゥルネール(Franck Tournaire)、モンペリエのガルティエ(Galletier)一族、パリとトゥールーズとモンテシュに店を持つクリスチアン・コンスタン(Christian Constant)など、多くの元選手が、レストラン業界に身を投じています。
ナルボンヌの中央市場は、ナルボンヌの縮図そのものです。色、匂い、興奮、この市場は、街と住民の性質をそのままに反映しています。フランスで最も美しい屋内市場の1つとされる、その中心に、ジルとその家族(三代にわたるラグビーマン)が、ラグビーシャツで飾りつけたグリルバーを開店しました。営業中、ベベルでは、あなたの注文を、メガホンで市場の肉屋に伝えるパフォーマンスを繰り広げます。注文後、今度はベベル側が、肉屋から投げ込まれるラップに包まれた肉を、まるでラグビーの第3列の選手の様に、空中でキャッチするのです!
この変わったコンセプトで、ジルは、モンペリエの元選手、ケリアン・ガルティエ(Kélian Galletier)とそのいとこのギヨム・ガルティエ(Guillaume Galletier)らと手を組み、2号店をモンペリエのアル・デュ・レズ(Halles du Lez)にオープンしました。また、更にもう1店、よりクラシックなレストラン、“ラ・メゾン・ベベル”(La Maison Bébelle )を、ナルボンヌの市場の前にある修道院跡の建物にオープンしています。
フランク・トゥルネール(Franck Tournaire)は元フランス代表選手で、現在カルカソンヌ(Carcassonne)の監督を務めていますが、同時に、ナルボンヌのレストラン“シェ・フランク”(Chez Franck)のオーナーでもあります。
このレストランは、誰からも称賛される美味しい肉を出す、本物志向の店です!
1995年にトゥールーズのヴィクトル・ユーゴー市場の隣に開店したル・ジ・ゴ(le J’GO )は、その料理と雰囲気に、ラグビーのエスプリを同時に生き生きと体現している店です。
この店を開いたギ・メリエは、「私は農村で育ちましたから、田舎者と思って頂きたい」という思いを抱いていました。自尊心ある全てのラグビー選手と同じように紳士で、素朴かつ誠実なメリエは、羊の串焼き、白インゲン豆、鴨油のフライドポテトなどの、ガスコーニュ地方の農場や庭の品々を、鉄のように硬く信じていました。こうして、ラグビーの価値観に完全に合致し、ジェール県の白ワインのタリケTarriquetととてもよく合う、パスティフレle Pastifret(ガスコーニュの農場の伝統的な新鮮なパテ)を、トゥールーズの人々に、紹介し、瞬く間に広めました。
トゥールーズが何度目かのフランス選手権のタイトルを獲得した際、チームと共に、スタッドゥ・ドゥ・フランスに火をつけ、この店のスタイルを確実なものにしました。ファビアン・ガルティエご推薦もあり、このスタイルは、廃れることなく、パリにまで広まり、現在では、ジ・ゴのエスプリを、パリのドゥルオ通り(rue Douot)と、サンジェルマンデプレ市場(marché de Saint-Germain-des-Prés)の近くの店舗でも味わうことができます。
1980 年代のナルボンヌのクラブの栄冠を築いたジル・ブルギニョン
(Gilles Bourguignon)は、現在、ナルボンヌとその周辺で店舗展
開するブーランジュリーの優秀な経営者です。
“トレゾール・ドクシタニー”(Trésors d'Occitanie)という商品名で売り出されている一連のクッキー、特にオクシタニーの十字架(オクシタニー地方のエンブレム)の形をした“クロスタ”(crosetas)は、中東にまで輸出されています。
ご存じでしたか?
「料理とは、ラグビーのチームのようなもの。1人のシェフとその他ではないのです。前に進むためには、皆が必要なのです」とは、パリのミシュランの星付きレストラン“ル・ヴィオロン・ダングル(Le Violon d’Ingres)のシェフ、クリスチアン・コンスタン(Christian Constant)が、頻繁に口にする言葉です。彼は、US モントーバンの元選手で、現在6 つのレストランの責任者ですが、そのうちの2 店がオクシタニーにあります。あなたもきっと、トゥールーズのキャピトル広場にあるブラッスリー、ル・ビバン(Brasserie Le Bibent)の壮麗さに驚嘆し、あるいは、モンテシュのビストロ・コンスタン(Bistrot Constant )の落ち着いた雰囲気を気に入ることでしょう。
ジェラール・ベルトランGérard Bertrand、葡萄栽培とワインツーリズムでの素晴らしい成功
1965 年 1月27日ナルボンヌに生まれ、同地でラグビーのデビューを果たし、パリのスタッドゥ・フランセ(Stade français)のキャプテンとしてスポーツのキャリアを終えたジェラール・ベルトランGérard Bertrandは、父の死を契機に家族経営の葡萄栽培の世界に入りました。1995年以来、その世界に完全に身をささげ、ドメーヌ・ドゥ・ロスピタレ(domaine de l'Hospitalet)を経営しています。ジェラール・ベルトランは、その名を冠した葡萄栽培の一大グループを興し、フランスに、そして世界にラングドック産のワインを広げていますが、そのワインは150ヶ国に送り届けられています。活動を多様化させ、海と葡萄畑の間にある、そのホテル複合施設とガストロノミック・レストランを活用し、ワインツーリズムを展開していますが、毎年夏には、評判のジャズフェスティバルも開催しています。
ガヤック(Gaillac)に住む、元フランス代表、トゥールーズで活躍したヤニック・ジョジオン(Yannick JAUZION)もまた、ワイン業界に身を転じ、アリガンサ(Cuvée Aligança)というワインに自分の名を入れて商品化しています。
一方、ロデス(Rodez)、カストル、モンペリエでプレーしたセバスチアン・ガルティエ(Sébastien Galtier)は、マス・デ・コリブリMas des Colibrisという自身のドメーヌで、素晴らしいビオ・ワインを製造しています。
Regional Committee for Tourism and Leisure Occitanie
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